〔備忘録〕 Samba4 AD DC with BIND9_DLZ のインストール

約1年前に Samba で Active Directory PDC を構築しましたが、
その後、訳あって使用しなくなりました。
(個人で、自分一人のアカウントしか管理しないのであれば、
不要なんですよね… f(^^;;; )

今度は複数名のアカウントを管理したいのと、
現時点で BIND9 + ISC DHCP Server でホストの管理をしているので、
BIND9 をバックエンドとして Samba 4 の PDC を構築することにしました。

以下はその時の私のミスと対処方法を含めたインストール方法です。

=======================================================================

前提条件として、以下の環境下で Samba 4 をインストールします。

  • PC: Virtualbox 5.1 の仮想PC (1CPU, 4GiB memory)
  • OS: Ubuntu 16.04 LTS
  • bind9 がインストール済み

今回は、ソースからビルドするのが面倒だったので、
package でインストールしました。
なお、「雑廉堂の雑記帳」さんのインストール手順
参考させていただきました。

手順はざっくりと書くと、以下のとおりです。

  1. /etc/network/interfaces, /etc/hosts の編集
  2. ntp のインストール
  3. bind9 のインストール
  4. /etc/apparmor.d/usr.sbin.named の修正
  5. krb5-user のインストール
  6. samba, smbclient のインストール

上記の手順でインストールすると、
なぜか Samba PDC の接続確認で、以下のようなエラーが発生します。

# smbclient -L localhost -U%
session setup failed: NT_STATUS_OBJECT_NAME_NOT_FOUND

ググってみると、こちらに書かれているように、
「winbind」がインストールされていないためでした。

winbind をインストールすると、正常に動作しました。

ubuntu package (多分 debian package も同じだと思いますが)だと、

# apt-get install samba winbind smbclient

としなければならなかったみたいですね。