Windows ブートローダの修正 (Windows10 / 7 のデュアルブート)
≪動機≫
一般に Windows 10 と Windows 7 をデュアルブートできるようにするには、
(1) Windows 7 をインストールした後、
(2) Windows 10 をインストールする
のがセオリーのようです。
でも私の場合、訳あって Windows 10 をインストールした後、
HDD(SSD)の追加後に Windows 7 をインストールする機会がありました。
その際、Windows 10 が起動できなくなったので、ブートローダーを修復することになったので、その作業をメモします。
≪手順≫
※参考サイト:
- http://blog.myskng.xyz/entry/2016/07/04/005126
- https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/hh824874.aspx
(1) Windows 10 を修復モードで起動する。
(1-1) Windows 10 のインストールメディアを挿し、
(1-2) インストール開始画面が表示されたら、下部にある「コンピュータを修復する」を選択する。
(1-3) 「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」を選択する。
(2) bcdboot コマンドでブートレコーダを修復・更新する。
(2-0) 前提: ディスクが以下のように構成されているとします。
+-------+------------------------------------------+
disk 0 | EFI | Windows 7 |
+-------+------------------------------------------+
+-------+--------+---------------------------------+
disk 1 | 回復 | EFI* | Windows 10 |
+-------+--------+---------------------------------+
また、Windows 7 パーティションはドライブ文字 "C" に、
Windows 10 パーティションはドライブ文字 "E" に割り当てられている
とします。
(2-1) diskpart コマンドで EFI パーティション (上図 disk 0 の EFI 領域)
にドライブ文字 "S" を割り当てる。
※ 以下では、">" がプロンプトを、赤字部分が入力文字を表す。
X:\Sources> diskpart
DISKPART>list disk
ディスク 状態 サイズ 空き ダイナ GPT
### ミック
------------ ------------- ------- ------- --- ---
ディスク 0 オンライン xxx GB 0 B *
ディスク 1 オンライン yyy GB 0 B *
DISKPART> select disk 0
DISKPART> list part
Partition ### Type Size Offset
------------- ------------------- ------- -------
Partition 1 システム 100 MB 1024 KB
Partition 3 予約 xx MB yyyy MB
Partition 2 プライマリ zzz GB wwww GB
DISKPART> select part 1
DISKPART> assign letter=S
DISKPART> exit
(2-2) bcdboot コマンドでブートローダーを更新します。
X:\Sources> bcdboot C:\Windows /s S: /f ALL
X:\Sources> bcdboot E:\Windows /s S: /f ALL